独自配合の漢方と肥料で、
丈夫で美味しい米を。

吉成農園の米は、漢方栽培と特別栽培の二種類の方法で栽培されています。漢方栽培では、漢方の出がらしと肥料を独自の配合でブレンドし、栽培期間中の「無化学肥料・無農薬」を実現しています。無化学・無農薬ですが、漢方の力により害虫がつきにくくなるため、丈夫かつ安全・安全な稲の育成が可能です。
一方で特別栽培とは、農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に従い、化学肥料・農薬を通常の半分以下にする方法で栽培されたお米のことを指します。「特栽米」とも呼ばれますが、吉成農園の特栽米はその土の豊かさや栽培環境の良さから、一般的な特栽米よりも味が濃く、うまみが増しているのが特徴です。

‟世界一”の米どころ、天栄村。

吉成農園の代表である吉成邦市は、地元である天栄村役場の役人として、その半生を村のために尽くしてきました。
2007年(平成19年)に吉成が中心となって発足した「天栄村栽培研究会」では、有志で集まった地元農家が特別栽培や有機栽培の米づくりに取り組み、その結果、現在の天栄米ブランドの礎となる「漢方栽培米」が誕生します。
2011年(平成23年)の東日本震災後には、原発事故から受けた放射能被害に対処するため、専門家に調査を依頼し、「ゼオライト」「カリウム」「プルシアンブルー」を用いた世界初の浄化対策を実践。その後の検査で天栄村全域の米において放射性物質未検出(ND)の結果を打ち出すなど、役人の立場から村の農業の再興のために奔走してきました。
59歳の時に役場を退職し、現在は認定農業者として米づくりを中心に就農しています。2022年(令和4年)、長野県小諸市で開催された「第24回 米・食味分析鑑定コンクール国際大会」では、総合部門にておよそ5,300人の出展者中10位以内に選出され、金賞を受賞。この年、天栄村から同じく金賞を受賞した農家は吉成以外に2名、特別優秀賞が1名。名実ともに “世界一の天栄米”が証明された年となりました。

「紙マルチ」を使い、
栽培の過程にもこだわる。

無化学・無農薬で食物を栽培する際に大変なのが、「雑草」の扱いです。農薬を使わず、かつ膨大な除草作業の負担を増やすことなく栽培できる方法を、吉成農園では採用しています。「紙マルチ」という方法です。
「マルチ」と言えば黒色のビニールやプラスチック製のものが主流ですが、吉成はじめ天栄村栽培研究会のメンバーが使うのは、水溶性の「紙マルチ」。紙マルチ専用の田植え機械を使い、稲苗を植えると同時にマルチを引いていきます。一カ月も経てばマルチはすべて溶けてなくなり、代わりに今度は育った稲がその日陰によって雑草を生えるのを防いでくれるため、はじめから終わりまで除草剤に頼らない稲の育成が可能となります。
この方法は全国でも珍しく、天栄村独自の環境にも人にも優しい除草作業と言えます。

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